ベースボールへ

夜、同僚と東京ドームに野球の試合を見に行った。後楽園周辺は、時々散歩で歩くことがあるけど、ドームに入ったのは実ははじめて。思っていたより、とても狭い。そして古い。テレビで見る東京ドームのなかは あんなにも広く感じられるのに。こどもの頃、東京ドームと聞くと、時代の最先端の建造物のようなピカピカの響きがあったものだけど、2008年9月のドームは 既に 古き良き思い出の中の球場のような光景だった。わたしの好きな ホッピーという名の兎の着ぐるみが、首をぎこちなく左右に揺らしながら 愛想を振りまいていた。しかし、スタンドの階段は 総勢4人に支えられたり手をひかれなければ歩けないらしく、要介護状態のホッピー。しかし、この日わたしが東京ドームを訪れた唯一の理由である“先着1000名様に進呈されるホッピーマスコット”の配給には間に合わず、泣きながら野球(まったくわからない)を見ていたら、同情した50才のおじさんが 自分のホッピーマスコットをわたしにくれた。わーい、来てよかった!途端にご満悦になる。

21時過ぎに帰宅すると、入れ違うようにWRはバンドの個人練習へ。ライブが近いとのことで、仕事のあとに律儀にダムダムダム‥‥と練習を行っている模様。

WRが部屋造りを学ぶ為に、インテリア雑誌を入手してきた。わたしたちは何事も本に書いてあることを信じることにしているのだ。なるべく外出は控えて、部屋の中をなんとかしよう。これで、自宅のホッピー人形は3つになったことだし、これからはよい食事とよい睡眠も手に入れて、幸せになるのだ。