2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

冷蔵庫に桃が

先週あたりから、朝のラッシュが目に見えて緩和している。夏休みが侵食しているのか。あれ、昨日何してたっけ?日常にも極端な起伏がある。きのうはほんとうに何もなくて、何もしなかった。あ 仕事のほかに唯一できたのは、いくつかのフリーダイヤルに電話を…

欄外の奇妙さ

7月29日火曜日は、実に奇妙な日だった。 まず、朝 駅に向かう通勤路で、頭のない雀を見た。*別の部署で働く同僚とランチ。わたしの唯一の同期入社の女の子。彼女との食事中の雑談の中で、わたしが次に住む家は、実は三年前 彼女が住みたいと考えて、最後ま…

花冠と兎の眼

■土曜日 友人カップルの結婚パーティーにお呼ばれする。パーティーというより「気心知れたひとの集まり」といったカジュアルでさっぱりしたパーティーで、お酒を飲んだり写真を撮ったり、数年ぶりの知人と喋ったり、適度にリラックスした時間を過ごした。‥‥…

回線の向こうの

業務上のことだから、此処には詳しく書けないけれど、今日は朝から凄いのが来た。朝から夕方まで、ずっと。個人投資家とか、消費者とか、権利意識が必要以上に過剰になりうる相手はそりゃあ幾らでもいるのだろうけど、今日のはちょっと、日常生活では到底お…

内向人間のフジロック考

金曜日 夕方六時半、ああ 今週も働いた、そろそろPC閉じて帰ろうか、と思った丁度その時、友人からの携帯の着信に気がついた。タイミング的に、てっきりわたしの仕事場近くにでもいるか何かで、終業の頃を見計らって飲みに行く誘いでもきたのだと思い、しか…

雲しか食べない

会社にいる時間は、凪のようなものだ。ちょっとしたおもしろいことや ちょっとした不快は 日々それなりに交互に規則性を持って訪れるけど、そういうものはからだの表面をすっと撫でて通り過ぎるだけで、わたしを組成するものを、劇的に変えるようなものでは…

星のうえ

「nekkorogirlの日記」は、まいにち書くということを唯一の目的として存在する日記帳なので、何も書くことがない日でも、かなり無理をして書いています。*水曜日は、仕事がそこそこ忙しく、社内をばたばたと駈けずりまわっているうちに 一日が終わった。* …

読み返し

連休明けの火曜日。終日 ぐずぐずと体調がすぐれなかったので、残業しないで早目に帰宅。以前なら 本を読むかうたたねするかのどちらかしかなかった「ぽっかり空いた、ひとりの時間」だけれど、今はそんな時間こそ 引越しに向けた片付けをしなくてはいけない…

ホリデースイーツ

祝日だった為、月〜金曜迄のサイクルでセットしている携帯電話のアラームに、容赦なく叩き起こされた(‥‥勤め人でいる限り、“今月は何処に祝日が位置するか”ということは、何が何でも忘れないものだが、それが何の祝日かということは、大抵の場合 まったく思…

アース

前日に早稲田通りを歩いたWRから「立ち見が出ていた」との情報がもたらされたので、日曜は朝一番の回を目指して早稲田松竹へ。並びのスターバックスで朝食をとる。近くの席では、政治学専攻と思われる大学生数人が、ゼミの勉強会のようなことを行っていた。…

かわうそ日報

■木曜日 髪を切りに行った。わたしが その日さいごの予約で、最初から最後まで、客はわたしひとりきり。シャンプーガールの女の子が、シャンプー台に仰向けになったわたしの瞼のラメを見て、あ、RMKだ!とピタリと言い当てた。なんて鋭くて見込みのあるシャ…

ムーミン谷不動産

水曜日。会社を大急ぎで飛び出して、夜7時 約束していた不動産屋へ。WRは各種の契約書に、せっせと署名をしては判を押し、わたしは 実家とのやり取りが必要な別の書類の説明を受ける。それにしても、業界大手を中心に 数多の不動産屋がひしめき合い、日夜凌…

悪い文

ここに載せる前のひみつの下書き帖に、さっきまでひどく悪辣な文章を書き散らしていて、それはけっして誰の目にも触れないもので、わたし自身 タイプしているその最中でさえ、けっして読み返すことはないのだけれど、その悪い文章は、たとえばこんなふうに …

インド フランス 神楽坂

WRと品川駅で待ち合わせして、山の手線で高田馬場へ。早稲田松竹の最終に行く。品川の駅は、時々乗り換えに使う以外、ほぼ全くと言っていいほど馴染みがない。京急線の昇降口から、JRの在来線や新幹線乗り場に繋がる見晴らしのよいスペースには、スーツケ…

夜が分裂する

東京はすでに猛暑。日曜も 涼しくした室内の、さらさらのシーツの上で、日がないちにちねっころがって怠惰に過ごした。ベッドの上でアイスを食べたり、文庫本を読んだり、かわうそ人形を動かして遊んだりしていると、ポンパン、と 玄関の呼び鈴が鳴り、WRが…

生理的に

土曜日は 終日 眠りっぱなしだった。まったくのひとりで、パジャマのまま 部屋に籠もる休日なんて何日ぶりだろうか。せめて引越しに備えて、部屋の中のがらくた整理に着手したかったけれど、洗濯機を回して洗濯物を干した以外、何も出来ず。ベッドに潜り込ん…

降臨が止まらない

金曜の夜 珍しく 会社の同僚と銀座へと飲みへ繰り出す。二月なかばから勤務している今の会社の 同じ部署 同じグループ内に、同じ大学 同じ学部出身の先輩(大学では一学年下の後輩にあたる)がいて、あまつさえ 学部時代の共通の友人がいることも明らかにな…

靴がいたい

元々サイズが合わない靴を、二日間連続で履いてしまったせいで、壊滅的に足が痛かった。足が痛かったので(その場で履き替える為に、ではなく 自分を鼓舞する為に)、靴を買った。可愛い靴は足が痛くなるので、可愛くなくて足が痛くない靴を買った。靴を買っ…

金魚

神楽坂へ。あたらしい部屋の契約は、8/10から始まるとのこと。引っ越してしまうと、今ほど此処を頻繁に歩き回ることもできないだろうし、夕食前に 牛込神楽坂側の新潮社の辺りをぐるりとひとまわりの散歩。道なりに見つけたブックカフェで冷たい珈琲を飲み、…

八重洲北口に20時

友紀ちゃんと東京駅で待ち合わせして、夜のささやかな食事会。とはいえ、平日の夕食にレストランを予約する余力はないので、席が空いているのが外から確認できた、カジュアルなピッツェリアへ(前菜のチーズがすごく美味しかった!)平日の真ん中あたりに嗜…

灰色手帖

きのうは七夕だったって。 空を見上げることもなく、眠りこんでしまってた。昨晩も めちゃくちゃな夢を見た。夢のなかのわたしはさいきん ナイフで切りつけられたり、殴られたり蹴られたり、散々だ。 そして 起きると傷つけられたところがズキズキと痛む。“…

題名のない日曜日

日曜日。難航が見込まれた部屋探しが 思いのほか 早い時期に片付いたので、ぽっかり空いた昼間の休日を持て余す。遅めの朝食を兼ねて、午前の早いうちにドーナツ屋へと赴き、アイスコーヒーを吸い込みながら本を読む、という、いつもの休日を過ごすつもりで…

ぼくらのいえ

土曜日 午前11時。さいしょに訪れた不動産屋に、別の物件も出してくれるよう頼んでいたので、約束の時刻に またも不動産屋を訪れる。前日 飛び込みで訪ねた別の不動産屋と違って、さいしょに訪ねたこちらの店は、店全体の雰囲気も 担当者の人柄も、いわゆる…

昼と夜と

金曜日。仕事は何の問題もなく、平和。終日 基幹職の上司はみな出張やら会議やらで不在だったので、フロアには弛緩した空気が漂っていて、席に残っているおじさん上司が 若い社員を相手に、血液型談義を繰り広げたりなどしている。仮に友人や恋人が 血液型で…

月を見ない日

仕事終わり 駅でWRと落ち合って、不動産屋の門を叩く。 19時過ぎ、という遅めの訪問だったにも関わらず、一軒 内見までさせてもらえた。今探しているのは せいぜい数年間しか住まわないであろう賃貸物件で、だから適当でいい、と考えているわけではないのだ…

Trois Chambres

わたしが今のアパートに引っ越してきたのは、福岡から再上京してきたときだったから、今から4年前のことになるけれど、その頃 実家では母の乳癌の大手術と、長年 暗黙の事実ではあった父の浮気がついに顕在化した、という2つの事件が同時に起こり、それは、…

こっそり口ずさむ

火曜日、WRと王将に行く。 忘れないように書いておくけど、これからはぜったい餃子とビールにしようっと。夏だし。*キリンジの「グレイハウンドマン」が 今 とても好き。 部屋の片隅でボソボソ口ずさむのが似合うような 小さな曲だけど、“映画的な”時間と奥…

コップの中の海

月曜が月末にあたる日は、はじまりと感じるべきか、おわりと感じるべきか、よくわからず、うろたえているうちに 一日がおわる。不調であり、また、酷く欲求不満である。 7月の最初の朝は、気だるそうな、とてもよい曇り色。 これから晴れてくるのだろうか。…