2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

斜陽と遭遇

月末。決算の為、3ヶ月に1度の緊張がはしる。何事にも良い時期と悪い時期がある、と言うけれど、景気に関して言えば、自分が社会人として生きる時代は もうずっと暗澹としたままだ。例え組織の末端にいても、減収減益なんて触れまわらなくてはいけないムード…

家を買うかクルマを買うか

期末なので、やや多忙。でもこうして考えてみると、期末で多忙、と平坦な発音にて呟いていれば済むなんて、おとなというのはとても楽だ。学生時代の あの恐ろしい審判、期末テストに比較すれば。わたしは空想に耽ることだけは何時間でも続けられるので、授業…

セワシくんいない

会社で、50歳のおじさんトリオが、プレゼンに使う機器を取り囲んで「壊れている。完全に壊れている。」と憤っていた。聞けば、もう1時間半も、この 動かない機械と奮闘しているのだと言う。コンセントもケーブルも もちろんしっかり繋がれている。機器の操作…

夜に線をひく

火曜の夜 仕事終わり 急遽待ち合わせして友紀ちゃんと食事に行く。待ち合わせまで僅かに空いていた時間に、念願の鍋つかみをようやく購入。結局、コットン製のごくごくふつうのものを買ってしまった。関係ないけど、鍋つかみは“オーブンミトン”と呼ぶのが今…

チョコレートを頂戴

また一週間がはじまった。こうして、10月ももうさいごの週。鼻腔の奥のほうでは まだ 真夏の匂いも鮮明に思い出せるのに。今日という一日よりも 過ぎ去ったあとに振り返る一ヶ月のほうが、遥かに短いことが不思議。ほんの一眠りしている間に11月が去り、大好…

メロス気分

11:00に 会社の同僚 SMさんと駅(同じ駅に住んでいる)で待ち合わせ。この日は会社主催の演奏会。スタッフではなく出演者としてわたしはアルトサックス、SMさんはトランペットのケースを携え、張り切って改札を通り抜けたところで、わたしは家に譜面台を置い…

ひとつの街

土曜日。早稲田松竹のヴィム・ベンダース特集が今週もやっているので、観に出かけると決めているWRと一緒に 朝いちばんに出かけるつもりであったのが、眠すぎるのと長すぎる(2本立てで通しでみると、5時間以上かかる)のとで、わたしは断念。代わりに昼から…

秋刀魚を落とす

仕事上におけるわたしはいつもとても平和で単調。週末は外出が多く、家でゆっくり料理をするどころか、食事時に家を空けていることばかりなので、せめて平日くらいは、とこの日も家で夕食をつくる。茄子と挽肉を炒めたのと、秋刀魚を焼く。かんたん。金曜は …

思い出せない

木曜は平凡な日だった、ほんの僅かの印象に残る出来事もなく、日中 どんなふうに過ごしたのかも、あまり思い出せない。しごとに関しては、考える部分が色々。しごとの中身に対してではなく、もっとずっと広範な視点において。理性を授けられた存在は、あらゆ…

風景が殺す

一週間の真ん中。仕事終わり WRと待ち合わせをして、品川から高輪を通り抜けて五反田まで。夜の短い散歩に出た。*品川の辺りは、何度歩いても身体に馴染むものがない。この違和感は 単によそよそしく感じるようなこととは違って、わたしの中の根幹が この場…

ムーミンカレンダー手に入れたよ

部内の役員クラスが軒並み出張で不在だったので、居場所が会社であるという以外は、ニートかネカフェ難民とまったく変わらない一日を過ごす(抑圧の中の自由)。退屈で娯楽を渇望していると、些細な面白さにも過剰反応してしまうものなのか、別の部署にいるS…

圧倒的に狂気

会社でショックなこと。オフィス近隣で唯一 まともなランチを出していたベトナムレストランが、何の前触れもなく閉店してしまった。従業員は全員ベトナム人。前日まですべては平穏無事に営業していたので、ビザ切れか?との憶測も飛ぶけれど、事の真相は 誰…

〔夢日記〕こわいゆめ

床で眠った夜、こわい夢を見た。白く たっぷりとした布が敷かれた死刑台の椅子に、友人のS君が座っている。わたしはそれを後ろから眺めているので、後姿しか見えない。S君は これから死刑が執行されるところだ。S君を中央にして、両脇に二人 別の死刑囚も椅…

映画を中心に

日曜日は映画。早稲田松竹のヴィム・ヴェンダース特集が始まったので、朝いちばん(とはいえ11:00スタート)の上映に行く。 http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/contents/program.html いつもWRと混みそうな上映と そうでない上映の予想を立てて出る時間を決…

眠り女

土曜日は眠りすぎた。朝 歯医者に行くと云って8時に起きたWRに併せて起床したものの、9時に見送って13時まで寝た。気がつくとWRが帰宅していたので、わたしは朝食と称してベーグルを食べてからシャワーをして、IKEAから届いた2つ目の本棚の受け取りだけをし…

肉を焼く・再開

会議で爆睡する。円陣に着席させられ、上司が目の前に鎮座していたというのに、午後3時の睡魔にはとても打ち勝てない。数十秒間ごとに 意識が完全に彼方へふっとび、小刻みに熟睡してしまうのだけれど、ハッとなって覚醒しても、寝てしまった自分に対する心…

昼も夜も

夜は冷え込むのに、ふとんを蹴飛ばしながら眠る癖が抜けない。クシャミをひとつして起きる。 * 昼も夜もともだちと食事。同僚という枠の中にも、少数だけど お世辞や遠慮や妙な褒め合いごっこが不要な、ともだちと呼べるひとがいる。結局 仲良くなれるのは…

期待

朝と夜の空気が澄んでいる。秋は足早に過ぎるのに、こんなふうに素晴らしくよい季節を、会社のビルの中に閉じこもって浪費するなんてもったいない。2匹のねこは 毎日が休日だから羨ましい。ねこたちは仕事も勉強もなくていいね、と云うと「ねこだから ずっと…

本読みの復興

月曜日。圧倒的な睡眠不足。しかし 仕事中も帰宅後も、別段眠くなったりはしない。ところで、20年以上もの間、新聞の見出し語などで「ロス疑惑」と呼ばれていた事件が、急転直下「ロス自殺」となり、語呂がピッタリなことが凄い。一部には「自殺」との見解に…

やけど

3連休さいごの日。夜は相変わらず眠れず、陽の出ている時間に睡魔がやってくる。理不尽。同じ家のなかにいながら、ここ最近、WRとはずっとリズムがずれっぱなし。たくさんのことを、申し訳なく思う。*夕方やっと家を出て、新宿の街へ。服屋で靴下を買ってか…

やめたやめたやめた

寝不足のまま早起き。冷凍のベーグルを解凍して朝食にして、朝いちばんの早稲田松竹へ。「ダージリン急行」と「最高の人生の見つけ方(この邦題はあまりにも、あまりにもという感じ。内容は良かったけれど、2本立てでなければこの邦題のせいで絶対見なかった…

悪い空想

朝、IDEEで先週選んだダイニングテーブルが届く。130×80のサイズは、お店で見たときは素晴らしくちょうど良い大きさに思われたけど、実際 うちの狭いリビング兼ダイニングに据え置くと、あまりにも巨大だった。WRとふたり、その巨大さに内心おののく。しかし…

感情を理性が眺める

朝が来てもどこまでも堕ちてふさぎこんでいく気分は持ち直さない。ここで日常生活を中断すれば、立派な鬱ということになるのだろうか。それでもいつもの時間に起きて、WRと朝の挨拶を交わし、早い時間の通勤電車に乗る。すべてはあたりまえのこと。自分を侵…

会話について

株価が不穏。しかしわたしは普段通りの業務を普段通りにこなすだけ。何も変わったことはないはずなのに、一日中ずっと 気分がふさぎこんで仕方なかった。デスクの前に座ってやるべき仕事をしているけれど、ほんとうのじぶんは 毛布にすっぽり包まって篭城し…

夕闇を動く

珍しく外出の用があり、外苑前で仕事が終わった。そのあと新宿に行く予定があったので、次のお給料日までド貧乏なわたしは とりあえず原宿まで徒歩で移動。青山通りの道路工事は いつになったら終わるのだろうか。このあたりの道路工事は、すでに風景の一部…

倒産・雨

母からの電話で、知人の会社の倒産を知る。幼い頃から 家族ぐるみで とても親しくしていた一家のひとつであったので、わたしにとっても ひどくショック。倒産が世の中に知れたその日の午後には、十何台ものトラックが会社や店舗や倉庫の前にずらりと並んで、…

記憶の連関

何も感じない日がある。「感じない」というのは、厳密に云うと嘘だけれど、停車中の電車のなかから、並行して走り去る電車を見ているときみたいに、とにかくぼうっとしていても 右から左へ自動的に景色が変わり、そうしている間にもう、夜が降りてきてしまう…

素敵なテーブル買い

日曜日。朝 トーストを焦がして落ち込む(洗濯物を取り込んでいる一瞬の隙に、炭化していた)。お昼前 WRと自由が丘へ。ダイニングテーブルを見にIDEEに赴く。IKEAやACTUSではデザイン・値段・素材・色合いと、どのテーブルを見ても「これだ」というものに巡…

警報器・酒を飲んで苦しむ

土曜日。WRは 早朝9時から歯医者と美容院。首から上のメンテナンスの余念の無さに脱帽する。わたしは夕方まで用事がないので、部屋でうつらうつらと寝っころがって過ごした。眠りすぎて首が捩れたし 頭痛もするけど、自分の体温で温まり、くしゃくしゃに丸ま…

平凡万歳

金曜は何をしたか。会社に行って仕事をした。また 謎の海外局番から電話がかかってきて、連日悩まされている営業・売り込み電話ならばいい加減しつこいし、かと言って英語や仏語のビジネス会話がおっぱじまると 海外語を解さないわたしには なおのこと壊滅的…