八重洲北口に20時

友紀ちゃんと東京駅で待ち合わせして、夜のささやかな食事会。とはいえ、平日の夕食にレストランを予約する余力はないので、席が空いているのが外から確認できた、カジュアルなピッツェリアへ(前菜のチーズがすごく美味しかった!)

平日の真ん中あたりに嗜むお酒も、また愉しい。そして、少しのお酒のあとに飲む珈琲というのは、また格別に美味しい。ずっと喋ってた。

最寄り駅から家に向かうまでのあいだに、お互いに滅多に電話などしない友人から、珍しくコール音が鳴る。

「今夜、すごいことがあった」と何やら大騒ぎに騒いでいるので、からかうつもりで「何?テレビにでも映ったとか?」と言ってみると‥‥その「すごいこと」は、ほんとうに「テレビに映ったということ」だったらしい。アハハ‥アハハ‥‥

今読んでいるのは、突発性文学嫌悪症に陥りながら購入した エイミー・ベンダー「燃えるスカートの少女」。

とてもよい短編集、なのだけど、尾崎翠の短編にはとおくとおく及ばないし、そもそもこのような夢と現の狭間を行き交うようなふわふわとした物語は、やはり原文で読まなければ、上澄みほどしか味わうことはできないのでは、と疑ってしまう。

燃えるスカートの少女 (角川文庫)

燃えるスカートの少女 (角川文庫)