金魚

神楽坂へ。あたらしい部屋の契約は、8/10から始まるとのこと。引っ越してしまうと、今ほど此処を頻繁に歩き回ることもできないだろうし、夕食前に 牛込神楽坂側の新潮社の辺りをぐるりとひとまわりの散歩。道なりに見つけたブックカフェで冷たい珈琲を飲み、夕食を食べて家に帰る。お祭りのための赤い提灯と、なまぬるく停滞した夜の空気が、まるで夏のようだ。何処にも出掛けない何もしない明日も仕事があるふつうの日だけど お喋りも散歩も何もかもが愉しい夜。わたしは 死んでも消えないくらいの、豪華で幸福な愛情がほしい。