金曜と土曜がくっつく

木曜が1時帰宅だったので、3時間しか寝られないまま金曜日はいつも通りのデスクワーク。フレックスが早々気軽に使えない立場なので、こういう日は体力的にとても辛い。ランチタイムによく行くモダンインテリア風の和食屋で、わたしによく話しかけてくる店員の男の子がいて、その件について、連れだって昼食に行く女子社員からああだのこうだのと言われて煩い。50代のおじさんが圧倒的多数を占める、浮いた噂ひとつない枯れた部署なので、こんな些細な事さえも色恋沙汰の大事件に仕立て上げられる。昼食くらい黙って食べたいんだぜ。

夜は神楽坂へ。明日引越しのWRのお手伝い。彼もここ数日 仕事が多忙の中梱包に明け暮れていたようで、残すところの荷造りは、最後の10%といったところ。適宜仮眠をとりながら、早朝7時頃にようやくすべてが梱包された。WRもわたしも、前日からそれぞれの事情で睡眠がとれず、ふらふらだけど、最後の力を振り絞ってマンションの外にベッドとマットレスを合法投棄。わたしのときと同じく、それから引越し業者が見るも鮮やかにすべてを運び出し、わたしたちも電車に乗って新居へ移転。金曜の夜と土曜の朝が完全にくっついた、曖昧模糊としたスケジュールに依ってWRの引越しもなんとか完了。疲れすぎて頭痛がしてなかなか寝つけない。WRは「もう一生引越しはしない」と またしても声高らかに誓っていた。わたしもこんなにたいへんな引越しは、当分のあいだ遠慮したいけど、この仮住まいに永住はいやだ。