改善提案

早すぎた秋休みも終わり、華麗に日常へと帰還。人の少ない田舎で数日を過ごしたせいか、朝の満員電車も会社のビルも 実際以上に久しぶりに感じる。同じチームにいる、先日結婚式を挙げた同僚は、連休に結婚休暇をプラスした休みを作って新婚旅行に行っていたので、一緒にお土産を配って歩いた。出雲土産の饅頭とカンボジア土産の謎の菓子が共存している各自のデスクは、若干 異様な趣だった。

申し訳程度にちょこちょこと残業をして帰宅すると、珍しくWRが先に帰宅していた。WRは、家に帰るとすぐにスーツを着脱して、毎晩 ニートの服にちゃんと着替える。この日は持ち帰り仕事があったようで、夕食も食べずにPCに向かっていたけれど、如何せん部屋着を着るとニートになるので、PCに向かって集中している姿も、2ちゃんねるに没頭しているニートにしか見えない。

自分自身の生活全般に対して、改善したいという欲求がある。改善の余地があるというのは、それだけでも随分幸福なことだ。仮に自分がすでに完璧であって、それを維持すること以外 できることが何も無いのだとしたら、そっちのほうが 余程 つまらないもの。