眠り女

土曜日は眠りすぎた。朝 歯医者に行くと云って8時に起きたWRに併せて起床したものの、9時に見送って13時まで寝た。気がつくとWRが帰宅していたので、わたしは朝食と称してベーグルを食べてからシャワーをして、IKEAから届いた2つ目の本棚の受け取りだけをし、15時から18時まで大きく二度寝。夕闇のなか 目を覚ますと、バラバラの板だった本棚は WRの手により無事組み立てられていた。WRが並べた文庫本は、背表紙の色が揃っていて すごくすごくきれい。19時位にやっと覚醒して、WRと外を少し散歩。漫画屋で漫画を買ったり、駅のまわりをぐるりと回る。起きたら夜で、商店街には飲みに出てきた男の子や女の子がいっぱいで「ふつうの日なのにお祭りみたい」と話す。スーパーでお刺身を買って帰宅。瓶に入ったへんなウォッカ味のカクテルとお刺身を食べて、満腹したらまた眠くなった。ベッドで本を読みながら、23時くらいに眠りに落ちる。その後も翌朝9時まで一度も起きないで眠りつづけたので WRからは「どうしてそんなによく寝る子なの?」と不審がられた。幼馴染の女の子の誕生日だったのに、結局この日のうちに携帯のバースデイメールを打つことさえも叶わなかった。そんな日。