結婚のご挨拶

「2008年11月3日(祝日なので)区役所の出張所に婚姻届を提出して、結婚しました。文化の日の記念日に恥じぬよう、結婚生活も文化的・創造的でありたいものです。

来年か再来年の早いうちに、結婚式や結婚パーティーを催しますので、お祝いの言葉を下さる方は、どうぞその時に盛大にお祝いくださいますよう よろしくおねがいいたします。

かつて まだひどく若かった頃は「結婚したら、きっと今抱えている悩みのすべては解決して、わたしの まったく別の人生がはじまるの!」と茫洋と考えていたような気がしないでもないですが、もちろん婚姻届を提出するというひとつの行為に、そんな悪夢から目を醒まさせるような効用はなく、そもそも昨日と今日の間にどのような線が引かれたのか、境界線があるのかどうかさえも見分けられないような状況ですが、兎に角 ひとことで云えば 疑い深く寂しがり、という何とも厄介な性格を抱えながらも、気がついたら心の底から信頼できていた相手とこれから一緒に生きていけるということは、この上なく幸福なことだとこれから実感してゆけるのだろうと思います。

結婚式が近づきましたら、あらためて招待状をお送りします。もう随分会っていない旧知のひとにも、会ったことのない友達にも。来てみたいという方はどなたでも連絡をくださいませ。ごはんを食べたり喧嘩をしたり、日々は相変わらず賑やかで、凡庸で、楽しい。では近いうちにまた!雪より かしこ」