睡魔が蟻地獄

日曜日。WRは昼過ぎから半日たっぷり、バンドの練習に行ってしまった。わたしは眠ったり起きたり。この頃、休みとなると 暴力的な睡魔に見舞われて、ベッドの中で際限なく眠りつづけてしまう。あまり認めたくないけど、疲れているのだろうか。眠っても眠っても、頭はスッキリするどころか鈍重になるばかりだし、それはもういい加減眠りに落ちながらもわかっているのだけど それでも眠りを断ち切る 瞬間の気力も出ない。仕事や約束がある日は、何が何でも絶対に起きられるのだけれど、と思った端から だからこそ何もない日は絶対に起きられないのだ、と思う。目の奥が溶け出すように眠たくて、もう夢もみない。こんな日にドラムを叩きに行けるWRはすごいよ。わたしは眠れば眠るほど眠たくなるのに、どうしても此処から這い上がれない。

昼は月曜日と殆ど同じ食材で きのこやツナやほうれん草が入ったパスタを作って、夜はWRと一緒に 家から歩いてすぐの、いつ行っても大行列しているカレー屋へ行った。この日はわざと夕食時の時間をずらして、遅めに出かけたけど、それでも20分程の順番待ち。閉店時間も遅い店なので、21時半以降に行けば並ばずに済む、と学習した。というわけで、此処はふたりとも残業で遅い日などに来るのがよい。

外は手袋なしではいられないほど風が冷たいし、人混みの中では誰かしら必ず鼻を啜り、咳こんでいるから、なるべく暖かい部屋の中にこもって、音楽を聴いたりご本を読んで、息を潜めて過ごしたほうが いいよ。