ねこの足音もしない二月病

月曜は憂鬱。できることできないことを色々考えてはみるものの、残業は既にまったくと言っていいほど無い(できない)にも関わらず、とにかく会社に行って帰って、申し訳程度の家事をするだけでもう残された時間がまったくない。規則正しくしごとに行って帰ってくるだけで、どうしてこんなに罪悪感?無力感?に苛まれるのだろうか。謎。家でふらふらしていた頃や、ふらふら仕事していた頃は、こんなふうに感じたこと まるっきり無かったんだけど。とにかく、自分がやりたいこと やるべきと思っていることは、会社から帰って家事を終えて 残った2時間でできるようなものではなく、時間の枠組みや明日起きる時間や何時までに何処に行く、というようなことを 全部無化してしまうようなものだ。2時間で参考書の問題を8頁分解くようなこととは違う。そんなふうにできるひともいるのだろうけど、わたしにはそういうやり方はできない。色々考える。ねこの人形が可愛い。手や足のかたちがまるで本物のねこみたいだし、顔がいつもわらい顔のままだから。やわらかくて可愛い。3月に出雲に行くときも 名古屋の時みたいに鞄の中に入れて この子たちを連れていこう。

「早めに帰る」と言っていたWRはやはり残業で遅めの帰宅に。夕食は お刺身(マグロと鯛の二種類)と野菜炒め。会社帰り、いつものスーパーに寄ったらお刺身が格別に安かったので特に気にせずに買ってきたけど、帰宅してから 節分だからかなぁ、と思い当たった。節分にはお刺身を食べると決まっているわけじゃないけど……日本の行事だから。夕食の支度もあっさり終わり、ベルギーのまずいチョコレートを齧ったり、スーパー店頭のリサイクル場まで ペットボトルを棄てに行ったり、ちまちまと帰りを待つ。自分の生活について じっくり考えてみようとするけど、疲れていて頭が回らないし、それに 結局今は何をどう考えても「しごとを続けているあいだは無理」という諦めに帰着してしまうだろう。やっぱり ねこ 可愛い。足元が寒い。会社のひとたちなんて 2.3人を除いたあとはぜんいん良いひとでぜんいん馬鹿で、どうでもよくって大嫌い。心やすまる時はいつか来るのか。でもすべてやりきって 満たされたと感じてしまえば、それ以上生きていく意味もない気がする。悩む日々。