よしたけ商法に乗る

仕事が多忙。しかし それはあくまで業務時間の範囲内でのこと。この日は 半期に一度行われる、直属の上司との面談もあった。何を云われるかと内心ビクビクしていたけど「ゆきさんは みなさんと仲良くでき、誰からも可愛がられていますから、この調子で末永く働きつづけてください」と褒められた。小学生の通信簿のようだ。やさしい(てきとうな)上司で良かった。しかし「この調子で末永く」って。『日経ウーマン』的な、今後のキャリアプラン的なものを提示されるべき面談で「この調子で末永く」とは、励まされているのだろうか。端っからものの数には数えられてないのだろうか。でももちろん そんなこと気にしてない。下手にキャリアアップなどしてしまったら、頂いたお菓子を配る業務や、あらたな座席表を作成する業務等 表向きにはならないけれども 実は仕事以上に強大な裏の権力が行使できなくなってしまうので、嫌だし困る。

この日は関連会社の方から「花畑牧場の生キャラメル」を頂いた。何時間も行列しないと手に入らない、田中よしたけ製作の幻のキャラメル(という商法)。口に入れた瞬間、あっという間にしゅわっと溶けると聞いたけれども、冷えすぎていたせいだろうか?3秒経っても4秒経っても溶ける気がしない。あっという間に溶けてほしい願望がある上、口に入れている間 田中よしたけの顔が浮かんで仕方がないので、焦って転がして溶かす。味はチェルシーと同じでふつうに美味。ならば安いし何処にでも売ってるし常温OKだし数秒で消えてなくならないから、チェルシーでいいや。1粒だけ余ったよしたけキャラメルは、独断で別の部署にいるSMさんに贈呈した。

WRはこのところ仕事がたいへん忙しく、夜な夜な終電。読まれない新聞がリビングに重なってゆく。ねこ人形を使って話しかけても、すぐに眠ってしまう。風邪ひかないでね。おつかれさま。