ビルの上のベトナム

今週は一週間がいつになく早い。仕事後 新宿で友紀ちゃんに会う。待ち合わせまで15分ほど時間があったので、ルミネエストの地下にできたファッションモール的な場所を始めて歩いてみた。此の頃 この手の複合型店舗には、かならずシップスとかアローズとか 超メジャーのセレクトショップが入っている。もはや何一つセレクトされていないセレクトショップ。飽き飽きする。もう服なんか全然欲しくないし着たくもないけど、裸やパジャマで仕事に行くわけにもいかないし、人間に生まれたことを後悔する。ねこは服も着ないのに可愛く個性があって、いいな。

うたをつくってみた

『世界にひとつだけのねこ』

ねこ屋の店先にならんだ いろんなねこを見ていた
ひとそれぞれに好みはあるけど  みんな可愛いねこちゃんだね

そうさぼくらは 世界にひとつだけのねこ
ひとりひとり ちがうねこを持つ
そのねこを可愛がるためだけに いっしょうけんめいになればいい

ルールルルールル ルールールー ルールルルールル ルールールー

空いていたので「ヴェトナム・アリス」で夕食。会社の近くにあったけど今はもうないベトナム料理屋のフォーが 近頃無性に懐かしく、食べたかったので、フォーが食べられるだけでも嬉しい。コースを注文したのに“1人分しか来ない”という、それ どんな貧困だよ……、と言いそうになるオーダーミスもあったけれど、いつも通り 身近な話を色々とお喋り。たのしい。

WRは今夜も最終電車。帰宅後、所用があり母に電話。ちょうど 弟の仕事の資格の最終試験の合格発表の日でもあった。無事合格した、と聞いて一安心。これで父親がいつポックリとあの世に逝っても、家業は安泰という話。とはいえ 血を分けた家族の動向よりも、もっと心を動かされる色々なことは沢山あるというのがほんとうのところではあるけれど。わたしの好きなひとみんなが、どうか幸せになりますように。わたしはそういう人たちみんなのことを、守れるひとになりたい。