豚の血が騒ぐ

本決算月だし、チームの先輩がひとり 産休で離脱したので、覿面にしごとが忙しい。文章校正のしごとは、とかく気詰まり。ぜんぶ自分の言葉で書き直せるなら どれだけ早いかと想像しながら、他人の思考回路の迷路に分け入って、カードのように言葉を切り分け、並べ替える作業は苦しい。

草なぎ氏騒動の次は、豚インフルの取材電話が鳴り止まない。メキシコ法人では 病名や詳細不明の病欠者が7人いたという。にちようび、フランス人のビストロでブータンノワール(血で詰めた豚のソーセージ)を食したのだけど、わたしは感染してないかな。豚肉を食べることは問題ない、とのことらしいけど、それでも なんと言われても豚血を食べたからには疑惑が晴れない。忙しくても、会社はとても平和で、平和ボケした50〜60歳のおじさん社員たちから わたしはまいにち大人気。フランスとイタリアで10年間も社長をしていた55歳も、見事におじさんしかいない島(座席配置)の住民になった今では「この島は、姥捨て山ならぬオジ捨て山だなッ!はっはっは!」などとフッ切れたギャグを飛ばすなど、名実ともにすっかりオジ捨て島の一員となってしまった。少しだけ残業をして、まっすぐに帰宅。キッチンのシンク周りを磨いたりしてみた。