ボヴァリーディナー

同僚のSMさんが、会社での今の立場や 人事異動への不満足を理由に転職活動を開始したことを知り、前々からしょっちゅう訊いてたことではあるのに「あー そうなんだ。ふーん。そっか」とか 色々考えた。しかも 今進めている転職活動と同時に、会社の人事へ乗り込んで行って、賃金アップの交渉もしてくるのだという。人事や給与に関しては、年に数回の評価シート提出や考査がきちんとあるのに、組合とかでもないのに物凄い、物凄すぎる、と 思った。わたしも会社を辞めたいけど、SMさんとはエネルギー方向性が随分違う。わたしも彼女も 現状を不遇と自覚している為に“認められたい”社会的欲求が高まらざるをえないわけだけど、SMさんは正論で行くし 人事に直談判に行くほど強気なのだけど、今の会社に残るにしろ転職するにしろ、マグマが沸き立つほど強気で攻める割には、首尾一貫して「どう雇われるか」という発想しかないから。起業とか独立とかすればいいって思うのに。

きんようびで、最終の上映に間に合えばWRと映画に行く予定だったけど、WRから「ゴメン残業ありんす」とメールが着たので、まっすぐに帰宅。まじめに夕食をつくる。とても暑いので、バンバンジーっぽい冷たいサラダと 鰹のタタキを作成。電子レンジでサラダに入れる鶏胸肉を酒蒸していたら、レンジの中で鶏が大爆発した。生鰹の塊をガスコンロにかざして、鰹の表面を炙ろうとしたら、火が燃え移って 鰹本体が火だるまになった。夕食の支度なのに やたらとボヴァリーっぽい展開になる。しかし 鶏は大爆発により身を細かく咲く手間が省け、鎮火した後の鰹の焦げ目も良い具合だったので、素晴らしく美味しい夕食になり、WRも心からよろこんでくれていた。

食後は 夜の散歩。ひさしぶりにドーナツショップに行き、アイスコーヒーを飲みながら読書。きんようの夜なので、さすがに眠い。すぐに帰る。眠かった。