渋谷、三宿、緑の遊歩道 そして家

疲労の為、夕方まで起きられないだろうと思って眠った。けれど意外なことに、今日までしごとのあるWRを 頼まれてもいないのに自主的に7時に起こし、お見送りだけした後もう一度眠ったけど10時にはしっかりと起床できた。わたしにしては上等。

この夏休み中、ただ一日のまるっきり ひとりで過ごす休日。朝いちばんに、渋谷に行く。外は雨。渋谷駅に着く頃には、長靴の中さえびしょ濡れになりそうな豪雨となる。豪雨の休日の午前中のスクランブル交差点は、さすがにひとの数が少ない。水溜まりのようになっているコンクリート舗道の上を、頭に花を咲かせたギャルが、水しぶきを後ろに蹴り上げながら、9センチヒールのサンダルでパタパタピチャピチャ斜めの横断歩道を闊歩していく。

わたしは雨を避けながら、最初に電器屋で 壊れてしまったイヤホンを買い直し、渋谷のパルコへ。きのう サマソニに着て行ったTシャツが汗まみれになったので、夜中に慌てて洗濯をしたら、一緒に洗ったジーンズの色が移って、真っ白だったTシャツが、ピンク色に染まってしまった。ジーンズの色は黒なのに、移った色は何故だかピンク。実はわたしは以前このジーンズを洗った時も、同じ失敗を していて、そのときは未だ、まさか原因がこの黒いジーンズだとは解明できていなかった。最初のときは、WRがパジャマ代わりに着ている白無地のTシャツがお洒落なベビーピンクになっただけだったから、かえって「可愛くなったね」と喜んだりしていたのだった。今回は、お気に入りのTシャツがダメになってしまったから、大ショック。その失敗をマネーの力で取り戻すべく、同じ店に買いに着たわけ。QUOLOMOのルウリィTシャツ。雨の中急いだ甲斐があったのか、さいごの1枚を買うことができた。サイズも前と同じで ピッタリ。今時 児童でも着用しないような絵柄なんだけど、これはわたし以上にWRが気に入っているTシャツなので、何としてでも同じ物を買い戻したかった。リブロで文庫本2冊買って、パルコを出る。雨脚は少し弱まっている。



↑気に入りのTシャツ アニメ絵 こんな服が似合うひとは異常者だ



そのまま西武でお化粧品も買い足し。それにしても、デパートの化粧品売り場のシステムってもうちょっと何とかならないだろうか。わたしは ファンデはRMK、マスカラはYSL、アイラインはMAC、リップはESTEE LAUDER、グロスはLANCOMEとアイテム毎に買うお店が違いまくりにまくれているので、その都度支払いをして、その都度小さな紙袋に入れてもらって、その都度 お店の区画の外までお見送りしてもらうのが煩わしいし、いたたまれない。すぐに隣の店で別のアイテムを買おうと思っているのに、お店のひとは、わたしの姿が見えなくなるまで 見送ろうと している!消耗品のショッピングなので、この際 夢も希望もなくていいから、支払いも包装もついでにクラブオンカードの加算も、一括に 一括してほしい。RMKからMACのお店に移動するときなんか、自分でも何になりたいひとなのか うっかり見失いそうになるので、とても恥ずかしい。

買い物をすべて終えたところで空模様はすっかりと快復。急に、何もない休日のお昼にこんなに雨が降り止んだのにこのまま家に帰ってしまうなんて、と勿体ないような気分になって、夏休み中の何処かのタイミングで是非会いたいと思っていたトミコにメール。家も渋谷だから近い。彼女は夜の用事までは時間が空いているとのことだったので、池尻まで移動してお茶を飲むことに。彼女から 桃とみかんをお裾分けして頂く。そして、シェ・松尾のパティスリーと、アンティーク屋の中にあるカフェに案内して貰い、昨今キメまくりの芸能人についてや、禁忌、トリオイズムについて等 白熱した議論を繰り広げる。夕方トミコとお別れして、桃とみかんをブラ提げて、草が生い茂る緑道を突き抜けて家に帰る。


三宿の246沿いで発見した、打ち棄てられ風雨に晒された萌え時計 こうなるまでに、いったいどんなドラマがあったのか


夜は 残業を終えて今夜から夏休暇に入るWRの為に、ガパオ炒めご飯をつくる。会社のしごとが無い日のお料理って、何て楽しいんだろう。時間的な余裕が心の余裕となり、レジが混んでいても踏切が上がらなくても、ちっともイライラなんてしないわ。