なつやすみごっこ

友紀ちゃんと 友紀ちゃんの彼のKKと高田馬場で休日ランチ。栄通りのグレートインディア。インドの瓶ビールを皆で分け合う。真夏の昼間のビールって、云うまでもなく至福の味。KKにランチをご馳走になった後は、JRで数駅の友紀ちゃんのお家に遊びに行く。今日はまるみちゃんを連れて来た。友紀ちゃんの家は、パンダグッズで溢れかえったパンダ御殿と化している為、夏休み WRの勉強があるせいで何処にも連れて行けないまるみちゃんを、此処でパンダと遊ばせる。



↓まるみちゃんと由利夫(ゆりお)


↓友紀ちゃんのアクセサリーケース(ごく一部)の前で きねんしゃしん


↓かぶりものに興じる まるみ


↓チョコレートのリボンで、おしゃれして もらった!!!



友紀ちゃんのお家、真夏に遊びに来たのは初めてだったけど、エアコンがあるのに暑い 暑い 暑い。KKとわたしは、それぞれ大サイズと小サイズの保冷材を与えられ、ヒィヒィ言いながらおなかや首に貼り付けて涼を取る。どんな家だ。珈琲をいれて貰って、ヴィタメールのブラウニーを食べて、昼下がりの のどかなお喋り。二人暮らしも楽しいけど、一人暮らしの部屋も、それはそれとして羨ましいね。友紀ちゃんとKKは、美女と野獣という雰囲気でお似合いである。時々、男女なのに まるでヤン坊マー坊のようにお互いの雰囲気がそっくりなカップルがいるけど、ああいうのはちょっと不気味だ。夜は、WRと芝居を観に行くので、夕暮れには未だ早い17時、友紀ちゃんの家をお暇する。

夜は本多劇場本谷有希子脚本の「来来来来来」を観劇。演劇に限ったことではなく、現代の漫画でも邦画でも同じだけど、200X年のカルチャーに横行している、予定調和的でさり気ないスタイルの、ボケ&ツッコミの構造が苦手。喩えるなら ラーメンズなんかが10年前に最先端でやっていたようなことが、すっかり世間に認知され、浸透した後の後、最初にしていたひとたちはとっくに見限っている状態のそれを、ものの作り手〜あまり洗練されているとは言い難い受け手の側まで、共通のコードとして使用し、もたれ合っている感じが苦手。主演のりょうさんは、白くて細くて声が可憐で、とてもきれいだった。生身の美しいひとを、幾ら凝視しても許されることが、舞台の素晴らしいところ。他にも個人的な収穫は沢山。

21時に舞台がハネて、わたしはビールでも飲んで食事を楽しみたかったけれど、WRは「おなかすいてないし、まだ勉強があるから」と云って、気乗りしない様子。気乗りしないなら仕方ないので、カフェに寄って勉強して帰りたいというWRと別々に、わたしは先に帰宅する。冷蔵庫の残り物で食事をつくってひとりで缶ビールを呑んだ。この夕食の寂しさのせいで それから何となくへそを曲げて、夜は廊下に布団を敷いて、ひとりで眠った。まるみちゃんやねこたちも一緒。ドアラも一緒。背中と首が痛くて、マンションの向かいのドアのお子さんの夜泣き声で何度も起こされて、全然眠った気がしない。